保育園・幼稚園のクリスマス会の出し物・ゲーム18選|年齢別、準備ゼロでできるもの、40〜60分の進行例

キャンドルとたくさんのプレゼント、木馬やくまのぬいぐるみに囲まれて座るリアルサンタクロース(サンタ便)
サンタ便

「今年のクリスマス会、出し物どうしよう」

11月に入ると、園の先生方から毎年のように聞く言葉です。去年と同じは避けたい、でも準備に割ける時間は少ない、0歳児クラスも5歳児クラスも一緒に楽しめるものがいい。条件が多いわりに、使える時間は短い。それがクリスマス会の出し物選びです。

わたしは兵庫県で、サンタクロースとして園や家庭を訪問する仕事をしています。クリスマス会の本番で、子どもたちが前のめりになる出し物と、途中で飽きてしまう出し物を、毎年いくつも見てきました。この記事では、出し物を「見る・やる・もらう」の3つの型で組み立てる考え方、年齢別に向くもの、先生が演じる出し物と子どもが参加するゲーム、準備ゼロでできるもの、そして40〜60分の進行例を、順番にまとめます。

サンタを園に呼ぶ段取り(先生がやるか外部に頼むか、費用、怖がる子への対応)は、別の記事保育園・幼稚園のクリスマス会にサンタを呼ぶ方法にまとめています。ここでは「サンタ以外の出し物とゲーム」に絞ります。

ろうそくとたくさんのプレゼントに囲まれて座るリアルサンタクロース(サンタ便)
出し物は「見る」だけで終わらせず、「やる」「もらう」を1つずつ混ぜると、最後まで集中が続きます

結論:出し物は「見る・やる・もらう」の3つの型で組む

クリスマス会がうまくいく園は、出し物を1つ1つ選ぶ前に、会の全体を3つの型で組んでいます。

型内容子どもの状態目安
見る先生の劇・人形劇・手品・ハンドベル座って集中する10〜15分
やるゲーム・ダンス・手遊び・歌体を動かして発散する15〜20分
もらうサンタの登場・プレゼント・おやついちばん気持ちが高まる10〜20分

順番は「見る」→「やる」→「もらう」が基本です。最初に座って見るものを置くと、会のはじめに気持ちが落ち着きます。真ん中で体を動かして発散させ、最後にいちばん楽しみなプレゼントを持ってくると、途中で「まだ?」が出にくくなります。逆に、最初にプレゼントを渡してしまうと、そのあとの出し物はほとんど見てもらえません。

サンタ役が見ている、集中が切れる瞬間

子どもの集中が切れるのは、「見る」が15分を超えたときと、「やる」で順番待ちが長くなったときの2つです。劇は長くても15分、ゲームは待ち時間が2分を超えない形にすると、最後まで持ちます。

年齢別に向く出し物(0〜2歳/3〜5歳/異年齢)

0〜2歳児クラス

乳児クラスは「理解する」より「感じる」が中心です。音・光・色・くり返しのある出し物が向きます。

  • 鈴やタンバリンを鳴らす:「ジングルベル」に合わせて先生と一緒に鳴らすだけで、立派な出し物になります
  • 布を使った雪遊び:白い布やオーガンジーをふわっと上げ下げする。0歳児は見ているだけで喜びます
  • ペープサート(紙人形):登場人物は2〜3人まで。「サンタさんが来た」「おやすみ」だけの短い話で十分です
  • 手遊び「あわてんぼうのサンタクロース」:先生のまねをするだけで参加できます

避けたいのは、暗転・大きな音・急に出てくる登場人物です。泣き出す子が出ると、クラス全体に広がります。

3〜5歳児クラス

ルールが分かり、勝ち負けを楽しめる年齢です。ゲームや劇の「参加する役」が向きます。

  • チーム対抗のゲーム:リレー形式、クイズ形式
  • 子どもが出演する劇や合奏:発表会と兼ねる園も多い
  • サンタへの質問タイム:事前にクラスで質問を決めておくと盛り上がります

異年齢で一緒に行う場合

乳児と幼児が同じ会場に集まる場合は、幼児クラスが「やる」、乳児クラスが「見る」という分け方にします。年長さんがハンドベルを演奏し、乳児クラスがそれを見る。年中さんがダンスをして、乳児クラスは手拍子で参加する。この形なら、どちらにも無理がありません。

先生が演じる出し物 6選

「先生が出てくる」だけで、子どもの集中は一段上がります。準備時間の目安も添えました。

  1. 劇「サンタさんの忘れもの」(準備:3〜4時間)サンタが袋を忘れて困っている。子どもたちが「どこにある?」と教えてあげて、無事に出発する。先生2〜3人で演じられ、子どもに「教える役」があるので、見ているだけになりません。台本はA4で1枚に収まる長さが上限です。
  2. パネルシアター「ツリーに飾りをつけよう」(準備:2時間)パネル布に貼ったツリーへ、子どもが順番に飾りを貼りに来る形にすると、「見る」と「やる」を兼ねられます。乳児クラスにも向きます。
  3. ハンドベルや鈴の合奏(準備:練習3〜5回)先生3〜4人で「きよしこの夜」「ジングルベル」を1曲。途中で子どもに鈴を配って一緒に鳴らすと、会場がひとつになります。
  4. 手品(準備:1〜2時間)空の袋からプレゼントが出てくる、白いハンカチが赤くなる。100円ショップの手品道具で十分です。種がばれても、子どもは「もう1回!」と言います。
  5. 先生のダンス(準備:練習2〜3回)「あわてんぼうのサンタクロース」など、子どもが知っている曲で。途中から子どもを呼び込んで一緒に踊ると、そのまま「やる」の時間につながります。
  6. 影絵(準備:2〜3時間)白い布と電気スタンドがあればできます。トナカイ・サンタ・ツリーのシルエットを出して「これなあに?」と当ててもらう。部屋を少し暗くするので、乳児クラスは最後列で保育士と一緒に見る配置にします。

子どもが参加するゲーム 8選

どれも「待ち時間が短い」「道具が少ない」「負けた子が傷つかない」の3つで選んでいます。

  1. ジングルベル椅子取りゲーム定番ですが、曲を「ジングルベル」にして、座れなかった子は「サンタのお手伝い係」として鈴を鳴らす役に回ると、最後まで全員が参加できます。
  2. プレゼント運びリレー大きめの箱(中身は軽いもの)を2人で持って運ぶ。チームで競うので、速い子だけが目立ちません。箱に「落とさないでね」と書いておくと、慎重に運ぶ姿がかわいい写真になります。
  3. トナカイの鼻つけ(クリスマス福笑い)大きなトナカイの絵に、目隠しをして赤い鼻を貼る。ずれるほど笑いが起きます。3歳児から。
  4. サンタの忘れもの探し(宝探し)部屋のあちこちに「サンタの手袋」「鈴」「袋」のカードを隠しておき、みんなで探す。見つけた子が前に持ってくると、劇の「忘れもの」とつなげることもできます。
  5. クリスマス〇×クイズ「サンタさんは煙突から入る。〇か×か?」「トナカイの鼻は青い。〇か×か?」。体ごと〇と×に移動する形にすると、乳児クラスも先生と一緒に動けます。
  6. 新聞紙の雪合戦丸めた新聞紙を雪玉にして、2チームに分かれて相手の陣地に投げ入れる。終わったら「雪かき」と言って全員で集めると、片づけまでゲームになります。
  7. 靴下じゃんけん先生がサンタの靴下を持ってじゃんけん。勝った子から靴下の中のカードを引き、書いてある動き(ジャンプ3回、トナカイのまね)をみんなでやる。負けても次の動きに参加できます。
  8. ツリーの飾りつけ競争段ボールのツリーを2本用意し、チームごとに飾りを貼っていく。「どちらがきれい?」で決めると勝ち負けがあいまいになり、泣く子が出ません。

準備ゼロ・10分でできる出し物 4選

進行が早く終わった、サンタの到着が遅れている、そんなときの「つなぎ」に使えるものです。

  • 手遊び「サンタさんが来た」:「トントントン、だれですか?」のやりとりを先生と子どもで。乳児クラスの定番です
  • サンタさんへの質問を考える:「サンタさんに聞きたいこと、ある人?」と手を挙げてもらう。サンタ登場前の時間が、そのまま準備になります
  • クリスマスの歌をみんなで:「あわてんぼうのサンタクロース」「ジングルベル」「赤鼻のトナカイ」。歌詞カードはいりません
  • サンタの服装クイズ:「サンタさんの服は何色?」「帽子の先についているのは?」。答えは全部、子どもが知っています

40〜60分の進行例と、司会のコツ

「見る→やる→もらう」で組んだ、一例です。園の人数やクラス数に合わせてずらしてください。

時間内容型ポイント
0〜5分はじまりの歌(ジングルベル)やる入場しながら歌うと、座らせる手間が減る
5〜15分先生の劇またはパネルシアター見る10分以内。乳児クラスは前列に
15〜30分ゲーム2つ(椅子取り→〇×クイズ)やる動きの大きいもの→小さいものの順
30〜35分サンタさんへの質問を考えるつなぎここで気持ちを「もらう」へ向ける
35〜55分サンタの登場・プレゼントもらうクラスごとに呼ぶと混乱しない
55〜60分おわりの歌・記念写真やるサンタを真ん中に、クラス写真

司会をする先生へ、3つだけ。

  • 次の出し物の名前を、終わる前に言う:「このあとはゲームだよ」と予告すると、移動が早くなります
  • 「静かにして」ではなく「見て見て」:注意より、見せたいものを指さすほうが効きます
  • マイクは先生が持つ:子どもにマイクを渡すと、ひと言のつもりが長くなります。質問タイムは先生が復唱する形に

毎年どこかの園で起きる失敗

  • 劇が長い先生が準備に力を入れるほど長くなります。20分を超えると、後ろの列から崩れます。15分で切る前提で台本を作ってください。
  • ゲームの順番待ちが長い1人ずつ順番にやる形は、30人クラスだと待ち時間が20分になります。チーム制か、全員同時にできる形に変えます。
  • プレゼントを先に見せてしまう袋が見えた瞬間から、出し物は目に入りません。サンタの登場まで、プレゼントは別室に。
  • 暗転で泣く子が出る影絵や劇の演出で部屋を暗くするときは、全部消さずに1か所だけ明かりを残します。
  • 記念写真の時間がない最後に詰め込むと、サンタが帰る時間と重なります。写真は進行表に最初から入れておきます。

サンタの登場は、どこに入れる?

サンタの登場は、会の後半3分の1に置いてください。前半に出すと、そのあとの出し物がすべて「サンタが帰ったあと」になり、気持ちが続きません。登場の直前に「サンタさんへの質問を考える」時間を5分置くと、子どもの気持ちが自然に高まります。

先生がサンタ役をする場合と、外部のサンタに来てもらう場合で、準備も段取りも変わります。どちらにするかの判断、費用、怖がる子への対応は、保育園・幼稚園のクリスマス会にサンタを呼ぶ方法にまとめています。サンタ便の園向けのプランは、保育園・幼稚園のクリスマス会にサンタを派遣のページをご覧ください。

出し物の準備は先生に、サンタの登場はサンタ本人に。

兵庫県全域の保育園・幼稚園へ、サンタ本人が伺います。登場からクラスを回ってのプレゼントまで、サンタの準備はこちらで整えます。先生にお願いするのは、登場の合図だけです。

園へのサンタ派遣を見る お問い合わせ

よくある質問

クリスマス会の出し物は、何分くらいが適切ですか?

会全体で40〜60分、そのうち先生の劇など「見る」出し物は10〜15分が目安です。15分を超えると、乳児クラスから集中が切れていきます。

0歳児クラスでも楽しめる出し物はありますか?

あります。鈴を鳴らす、白い布の雪遊び、登場人物2〜3人のペープサート、手遊びなど、音・色・くり返しのあるものが向きます。暗転や大きな音、急に出てくる登場人物は避けてください。

準備の時間がほとんど取れません。何ができますか?

手遊び、クリスマスの歌、〇×クイズ、サンタさんへの質問を考える時間は、準備なしでできます。これに100円ショップの手品道具を1つ足せば、10分の出し物になります。

ゲームで負けて泣く子が出ないようにするには?

チーム制にする、負けた子に別の役(鈴を鳴らす係など)を渡す、「どちらがきれい?」のように勝ち負けをあいまいにする、の3つが効きます。1人ずつ順番にやる形は、待ち時間も長くなるので避けます。

出し物とサンタの登場、どちらを先にすべきですか?

出し物が先、サンタが後です。サンタとプレゼントは会の後半3分の1に置き、その直前に「サンタさんへの質問を考える」時間を5分入れると、気持ちが自然に高まります。

サンタ役を先生がやるか、外部に頼むか迷っています。

判断の基準、費用、怖がる子への対応は、別の記事「保育園・幼稚園のクリスマス会にサンタを呼ぶ方法」にまとめています。外部に頼む場合は、11月中に日程を押さえておくと安心です。

ここにない質問は出張サンタのよくあるご質問にまとめています。

ABOUT ME
野村佳史
野村佳史
プロのサンタクロース
姫路でサンタをしている、野村佳史です。子どもの頃、温かくて優しいサンタクロースが大好きでした。あのとき私がもらったものを、あのサンタに返すことはできません。だから、いまの子どもたちに渡したいと思っています。名前を呼ぶ。頑張っていることを知っている。帰ったあとに手紙が残る。それだけで、子どもにとってサンタは「本当に来た人」になります。衣装も、ひげも、歩き方も、声も。子どもの目はごまかせません。本物のサンタクロースを目指しています。
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