

どんな人が来るのか
当日、お宅の玄関や園のホールに立つのは、この人物です。「どんな人が来るのだろう」という保護者の方や先生の不安を、少しでも減らせたらと思います。
ふだんは子ども向けのショーで舞台に立っています。泣いてしまう子、質問攻めにしてくる子、恥ずかしくて後ろに隠れる子。どの子との向き合い方も、日々の現場で身についたものです。
サンタとして子どもの前に立つ日のために、歩き方や声、しぐさを毎年練習しています。子どもが疑わないリアルサンタクロースでいるためです。
サンタは、私ひとりです。だから同じ時間に、二つのご予約はお受けしません。約束した場所には、必ずこの体で伺います。もし体調を崩して伺えなくなったときは、いただいた料金を全額お返ししたうえで、代わりの日をご提案します。
ふだんの舞台の様子は、こちらからご覧いただけます。
私がサンタクロースをやる理由


私が子どもの頃に見たサンタクロースは、明らかに偽物でした。
ひげは綿でした。それも、あまり上手には貼られていませんでした。
左の頬のあたりが浮いていて、息をするたびに白いかたまりがふわりと持ち上がり、また沈みました。
偽物のひげの上に、よく知っている父親の目がありました。
その目は、こちらを見ないように、部屋の隅を一生懸命に見ていました。
5歳でした。私は、気づかないふりをしました。
包みを開けて、声を上げて喜んでみせました。喜びは半分ほんとうで、半分は演技でした。演技のほうの半分は、目の前の偽物のサンタを、本物にしておいてあげたい、という気持ちからきていたのだと思います。
大人になって知りたかったのは、ただ一つです。なぜ偽物だと分かる格好で、それでも来たのか、ということでした。
答えは、たぶん簡単です。本物になれないことを、私の父親は最初から知っていました。
それでも、来ないよりは偽物でも来たほうがいい、と考えたのだと思います。子どもにはできない、大人だけができる、少し不格好で、少し切ない計算でした。
私がもらったのは、包みの中身ではありません。「偽物でもいいから、来る」という、その親の想いの一点でした。
いま私は、赤い服を着て、誰かのお宅の玄関の前に立ちます。ひげは綿ではありません。それでも私は、本物ではありません。それは、私がいちばんよく知っています。
だからせめて、目を、部屋の隅ではなく、その子の目に向けます。名前を呼びます。今年がんばったことを、ひとつだけ口にします。
偽物の私にできるのは、その子が気づかないふりをせずに済むくらい、ちゃんとした偽物でいることです。
あの人は、もういません。返す相手がいない借りは、返せないのではなく、渡す相手を変えればいいのだと気づくまでに、少し時間がかかりました。
偽物のサンタが、本物の何かを運ぶことがあります。
それを私は、5歳の冬に、自分の目で確かめています。
活動のこと
| 代表 | 野村 佳史(のむら よしふみ) |
|---|---|
| 活動拠点 | 兵庫県姫路市網干区 |
| 伺える地域 | 兵庫県全域・岡山県東部 |
| 手紙・動画 | 全国 |
| 受付時間 | 8:00〜22:00(土日祝も対応) |
| 電話 | 090-8996-3186 |
| メール | santa@santa-ojisan.com |

姫路のおうちに、
園に、お店に。
その子のことを、ちゃんと知ってから伺います。相談だけでも構いません。翌日までにお返事します。
